水星の魔女第10話考察

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アニメ 水星の魔女 第10話 巡る思い ネタバレ考察

水星の魔女第10話考察

ヴィムジェタークの前祝について

再びデリングの命を狙うヴィム・ジェターク。

その計画をサリウス・ゼネリにも明かしてしまうという不用心っぷり。

サリウス・ゼネリにも計画の実行を不安視されているなど、あまり緻密な計画をしているとは思われていなさそう。

今後はサリウス・ゼネリと共同して暗殺計画を実行に移していくのか疑問ではあるが、かなりの自信を持っているので、相当な情報を得ているのは間違いなさそう。

第1話でもデリングの搭乗する飛行船に爆薬を仕掛けることが出来るなど、一定の能力は持っているので、今回もなにか仕掛けてそうな気がする。

ただ、気になるのが、基本的に爆発するとか直接的な行動すぎるので、ボブが巻き込まれないかということ。

デリングのガンダムに対する考えについて

カテドラルも動かず、デリングもエアリアルを黙認。

株式会社ガンダムの設立を認めたということも、サリウス・ゼネリにとっては、非常に不愉快な出来事ではある。

サリウス・ゼネリにとっては、ガンダムに対抗できる手段としてアンチドートを保有しており、それによって絶対的な優位性を持っていると過信していたが、結局は破られてしまい、エアリアル率いる地球寮に敗北してしまう。

この影響は少なくなく、次善の策として、株式会社ガンダム設立に対する異議やガンダム・エアリアルの廃棄について正式に回答を求めていた模様。

しかし、あっけなく否決され現時点では成すすべなしといった形。

そこで、デリングを暗殺し、株式会社ガンダムとエアリアルを廃棄処分していこうという流れだろう。

デリングにとってみれば、まず、ガンダムの脅威といったものはオックスアース社が開発をしている時点で感じていただろう。

そのまま、開発を許すと、モビルスーツ評議会の製造するモビルスーツでは太刀打ちできないので、奇襲を掛けて先手を取った形で制圧に成功している。

デリングは元々軍人であり、彼には、経済的なバックボーンが乏しいと感じる。

実際に、ベネリットグループの総帥には収まったものの、御三家といった自身の出身母体となる企業は存在しておらず、その権力は砂上の楼閣のごときものだろう。

彼にとって、株式会社ガンダムとは実の娘が作り出した会社であり、ガンダムエアリアルを手中にすることで、自身の弱点である経済母体を入手することが出来る。

それによって、ベネリットグループは御三家を頼ることなく運営が可能となるので、株式会社ガンダムとエアリアルの存在を認めたのだろう。

その際に、エアリアルの開発母体であるシン・セー開発公社のプロスペラと密約を結んだはずである。

デリングの弱点を補完する

株式会社ガンダムとエアリアルはデリングのウィークポイントを補完する役割を担っている。

しかし、プロスペラという結局は自身を狙う存在を身近におくことになるほか、御三家に分散していた影響力がプロスペラの元に集結するリスクをはらんでいる。

デリングは元々軍人であり、カテドラルの統括代表という地位しかバックボーンにない。

彼には、経済的な母体となる企業を保有していないのが弱みなのだろう。

義足テストから見るGUNDの未来

義足テストというよりかは、腰から下の稼働が出来ているGUNDを新しく開発している様子。

サイズは人体サイズということで、非常にコンパクト。

更にスレッタが操作していると思われるが、その操作方法はとくにリモコンを使っているというわけではなく、恐らくスレッタの腰の部分に巻き付けたセンサーを通じて脳と接続していると考えられる。

GUND技術

GUNDによって、接続していれば簡単に下半身を自由に動かせることが判明。

各種臓器の開発、腕部の実装などの既存技術をかけ合わせれば全身GUNDで覆われた人体の器を作ることも可能に?

このGUND技術によって、人体のほとんどをGUND化することに成功した場合、人間とGUNDの境目はどこになるのか気になるところ。

エラン・ケレス再登場

ここでエラン・ケレスが再登場。

新しい強化人士として今度は、無関心という性格ではなく、性悪な感じに。

目的はスレッタを落として、エアリアルを手に入れること。

そのために、ミオリネとスレッタの仲を引き裂いて、好意があるエランケレスを利用して引き込もうという考えを持っている模様。

エラン・ケレスによって、スレッタとミオリネの関係性の一番痛いところを突かれた形となり、大きな亀裂が入りそうではあるが、エラン・ケレスを含め、ペイル社のアキレス腱ともいえる、強化人士の存在が露見した場合、エラン・ケレスの目論見は破綻するだろう。

強化人士の存在

強化人士の存在が明かされることで、エラン・ケレスにスレッタがなびくことが無くなるが、それは、同時に、スレッタとエアリアルによって、好意を持っていたエラン・ケレス4号が亡くなっている事実をスレッタが知ることになる。

強化人士の存在を知っているのは、エラン・ケレス本人と、ベルメリア・ウィンストン、ペイル社CEOとなっている。

ベルメリア・ウィンストンは現在、株式会社ガンダムのGUND医療事業に肩入れしており恐らく、ベルメリア・ウィンストンが懺悔する展開が一番ありそう。

そうなった場合、スレッタはベルメリア・ウィンストンを受け入れるのか。

ベルメリア・ウィンストンにとっては、強化人士の存在を明かすことで、スレッタとミオリネの仲を引き裂こうとするエランを遠ざけることに成功し、株式会社ガンダムが目指すGUNDの医療技術を完成させることを継続することは可能となるが、それを言うことで、スレッタに対し、自分も強化人士を作る手助けをしていたということを明かすことに。

そうなった場合、果たして今まで通り株式会社ガンダムに出入りすることが出来るだろうか。

また、エラン・ケレスがガンダムに搭乗し、自身と決闘したことで、結果的に廃棄処分となったと知った時、スレッタは今まで通りの生活を続けられるのだろうか。

この強化人士という存在は非常に大きな爆弾となっている。

次ページではスレッタとミオリネのすれ違いについて!

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