ガンダムキャリバーン初登場
水星の魔女21話、今、できることをで登場したガンダム。
キャリバーンではないかと言われているガンプラ
ガンダムキャリバーンの特徴
多くが謎に包まれている
- 21年前に押収
- データストームのフィルターがない
- ルブリスやエアリアルの元の顔に似ている。
キャリバーンの由来について
エクスカリバー説
エクスカリバー - Wikipedia
エクスカリバー(Excalibur)は魔法の力が宿るとされ、ブリテン島の正当な統治者の象徴とされることもある。
ウィキペディアを調べると、どうやらエクスカリバーには色々な呼び方や異称があるらしい。
エクスカリバーの語源としては、
カリブルヌス(Caliburnus)から始まっており、フランスの吟遊詩人に取り入れられた際、ラテン語の格語尾「us」が落ち、起源不明の「es」や「ex」が加わって古仏語のエスカリボール(Escalibor)、エクスカリボール(Excalibor)などに変化した。これらがのちに英語に入り最終的にエクスカリバー(Excalibur)となった。
エクスカリバーの意味には鋼を切るものという意味が与えられた。
このカリブルヌス(Caliburnus)の英語系がカリバーン(Caliburne)ということになっている。
キャリバーンの由来
アーサー王の剣であるカリブルヌス(Caliburnus)の英語形がカリバーン(Caliburne)と呼ばれている。
シェイクスピアのテンペスト説
シェイクスピアのテンペスト
シェイクスピアのテンペストは水星の魔女の原典ともいえる作品で、登場人物に、プロスペラ(プロスペロー)やエアリアルをはじめ多数の類似人物が登場している。
そして、その中にもキャリバーンと呼ばれる化け物が存在している。
このキャリバーン、母親は強力な魔女であり、プロスペローと対立しているところから、結構水星の魔女でも出てきそうな設定。
プロスペラの知り合いがキャリバーンを作った可能性が考えられるし、その当時からプロスペラとは折り合いがつかなかったという展開もありそう。
テンペストに関する詳細な記事は下記を参照してほしい
テンペストについて
キャリバーンの活躍について
エクスカリバー説の場合
エクスカリバーの意味から考えるとキャリバーンは、鋼を断ち切るものであり、正当な統治者の象徴とされることもあり、クワイエットゼロを阻止して地球や宇宙にいる多数の人員を救う救世主的な役割を果たす可能性がある。
水星の魔女のオープニングの祝福の歌詞の中にも、刃が鎖を断ち切るまでといった一文が含まれているほか、シーズン2の主題歌がslashで何かを断ち切るというイメージがピッタリ。
特に、決められた運命を自らの手で変えていくというテーマや罪過の輪というような負の状態を断ち切るという最終兵器的なものが登場してくるのは物語としてとてもよさそう。
ただ、キャリバーンがクワイエットゼロを抑えて多くの人命を救うという結末はいいのだが、その場合エアリアルとプロスペラは完全に悪者になりそう。
そうなると、ベネリットグループ総帥の立場にいるミオリネも立場的に相当の非難をこうむる可能性があり、人類は救われるが、その事件を引き起こしたグループとして汚名を被る形を免れるのは難しいのではないかという疑問が残る。
テンペスト説の場合
テンペストの物語では、キャリバーンはプロスペローに復讐をしようと試みるがあえなく失敗してしまい、捕えられてしまう。
そのことから水星の魔女のストーリーに当てはめてみると、プロスペラとエアリアルによって、キャリバーンが撃退されて捕えられてしまうということが考えられる。
実際、21年前のガンダムが最新鋭のエアリアルにうち勝てるのかという疑問もある。
普通に負けて、クワイエットゼロ計画を実施し、エアリアルが自由に行動できるようになったら、プロスペラは自分の罪を償うために、組織に身を任せて自らがすべての汚名を被っていくという展開もありそう。
キャリバーンはそうなると、何しに新しく登場したのか不明になってしまうが、データストームのフィルターが全くないという点が重要なのは間違いないので、それをどうスレッタが克服するか、または利用するかが重要な観点になりそう。
キャリバーン考察
データストームのフィルターが全くないキャリバーン
まず、一番気になるのが、21年前に押収したという点から考えると、当時の技術で最新鋭のエアリアルに勝てるのかという点。
そして、データストームのフィルターが全くないという観点。
データストームのフィルターが全くないということは、そもそも、データストームが人体に大きな影響を与えるということを知らなかった可能性がある。
そして、いざ使ってみたらパイロットへの負荷が重すぎて使い物にならなかったということなのかもしれない。
その欠点を補って進化してきたのが、ルブリスであり、エアリアルという系統になると考えられる。
フィルターがないということは、強烈なデータストームが人体に流れ込んでくることを意味するのだろうが、問題はフィルターがないことで性能が向上するのかという点。
パーメットスコアを引き上げることで、データストームの流入量が高まるのはわかる。
逆に、流入するデータストーム量が増えるほど、パーメットスコアが高まるという関係であれば、フィルターがない分、エアリアルよりもより強力なパーメットリンクを作り出せそう。
以前、ルブリスウルがアンチドートに対して、パーメットスコアを引き上げて強制解除したように、クワイエットゼロによる制御を上回るパーメットスコアをたたき出して逆に乗っ取ってしまうという展開も考えられそう。
エアリアルとの関係は?
21年前に押収されており、エアリアルはルブリスの後継機であるので、キャリバーンの方が最初にできていることがわかる。
なので、スレッタとエリーはエリーが年上であるが、キャリバーンとエアリアルではキャリバーンの方が年上である。
どちらもオックスアース社製なので、キャリバーンのデータがルブリスからエアリアルに行っている可能性があり、そのあたりのシンクロ率の高さも気になるところ。
色々似ているところがある機体同士だと、データストームを介した空間制御にも影響が出るのではないかという気がする。
パイロットはスレッタ?
パイロットとして指名されたのはスレッタマーキュリーであり、エアリアルに搭乗したプロスペラと対峙する事が濃厚。
エアリアルにも当然データストームがあるのだが、その負荷をエリクトが引き受けている形になっており、パイロットには基本的に無害で搭乗することが出来る。
スレッタは、リプリチャイルドとして、エリーの遺伝的特徴を引き継いでいるので、スレッタが覚醒し、キャリバーンのパイロットとして受け入れられる可能性があるのが面白いところ。
しかし、なぜ、エリーだけがデータストームの影響を受けないのかについては、未だに明確な回答はないが、重要な要素として「対話」があげられそう。
プロローグではエリーはルブリスに対して、他愛のない話をするなど、唯一ガンダムや兵器としてではなく家族や友人のように接していた。
そんなエリーをルブリスが自分の意思で受け入れた可能性があり、今回のスレッタもキャリバーンと対話を通じてそうなる可能性が秘められているのではないだろうか。
Twitterの反応
まとめ
エクスカリバー説やテンペスト説など、色々な憶測が飛び交っているガンダムキャリバーンですが、その姿は割と、ルブリスや初期エアリアルのように大き目の目で優しそうな顔をしていそうです。
データストームのフィルターが全くないというウィンストンの発言から相当パイロットには負荷がかかるガンダムと言えますが、そのデメリットを補ってあまりあるメリットを打ち出せるかが重要です。
スレッタはエリーと遺伝的なつながりがあるので、エリーのようにデータストームと高い調和性を発揮できれば、とんでもないガンダムになりそうですね。
キャリバーンの底なしの実力とエアリアルとのモビルスーツ戦闘は楽しみですが、クワイエットゼロを使った空間制御を如何にして無力化していくかという点も楽しみにしたいと思います。