逃げ出すよりも進むことをというタイトルについて
逃げ出すことよりも、進むことをというタイトルが大きな含みを感じる内容となっている。
第12話ではそれぞれの登場人物の関係性に大きな変化が生じた。
ポイント
時にはじっとしていることも重要?起きてしまったことから逃げ出すのではなく、乗り越えようというメッセージか。
まず、取り返しがつかない関係として、グエルとグエルパパがいる。
グエルパパはグエルに対して厳しく当たる場面が多かったが、いつも厳しい中にもグエルのことを思っている節が感じられていた。
何か大きな失敗をしたとしても、叱責はするが、最終的にはカバーしてくれる父親であった。
しかし、最期のシーンは自身に致命傷を与えるという取り返しのつかない大失敗を犯したグエルでに対し、叱ることなく探したんだぞという父親としての愛情を感じる言葉を残して死んでしまう。
もし、グエルが大人しく奪われた船に他のクルーと一緒にいたとしたら。
もし、グエルパパが自らディランザを操縦することなく大人しくしていたらこのような悲劇は起きなかった可能性が高い。
水星の魔女はやっぱり紛れもないガンダムアニメ
グエルがグエルパパと戦闘の結果、グエルパパの乗ったモビルスーツにとどめを刺してしまうという衝撃的な展開をみるとやっぱりこれはガンダム作品なんだなと感じる。
ポケットの中の戦争を彷彿とさせるシーンに全視聴者が驚いたことだろう。
そして、スレッタもついに主人公として1KILLゲットという展開に。
今まではモビルスーツ同士の実戦は描かれておらず、鎮圧や決闘による試合形式の戦闘がメインだった。
そのため、12話で本格的なモビルスーツの戦闘が行われ、シーズン2ではそれがさらに激化していくことが予測される。
あとは、母プロスペラとスレッタがどういう結末をたどるのかが楽しみである。
ポイント
水星の魔女も戦争を取り込んだ血なまぐさいシーンが増えそうな予感。
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グエルの今後について
ポイント
グエル先輩はフォルドの夜明け団の正体を探るために地球に向かうだろう。
シーズン1で最も不幸な描かれ方をされたグエル先輩。
第1話では御三家の御曹司で決闘委員会の筆頭でホルダーであり、次期総裁候補というすべてを持ち、天狗になっていたグエル先輩。
それがスレッタの登場でホルダーとしての地位を失い、同時に次期総裁としての立場も失った。
さらに、度重なる決闘によって、ジェターク寮からも追放されキャンプせざるを得ない状況にまで追い込まれることに。
学園を退学しグエルパパの元で一からやり直すという手筈ではあったが、グエル自身が拒否し出奔する形で一工員として働くことになる。
ここまででも十分厳しい展開ではあるが、徐々に元気を取り戻しイキイキしだしたグエル先輩を温かく見守る視聴者も多かったがまさかの最終話で自身の父親を殺害してしまう展開に。
ポイント
グエル先輩に対する運営の扱いがひどい。
心に大きな傷を負った視聴者とグエル君。
最終的にはシーズン2ではスレッタが搭乗するエアリアルと戦うシーンがありそうな予感ではあるがどうやってそこまで復活するのかが鍵。
まず、状況を整理すると、フォルドの夜明け団が何者なのかを突き止める活動をするだろう。
そのため、グエルは地球に向かいフォルドの夜明け団に接触する展開がありそう。
そこで、グエルはフォルドの夜明け団はシャディク・ゼネリとつながっており、シャディク・ゼネリの裏切りによって父ヴィム・ジェタークが追い詰められたことを知るはずだ。
そして、グエルはシャディク・ゼネリに復讐することを決意しシャディク・ゼネリに1対1の決闘を申し込む展開がありそう。
恐らく、決闘はグエルが勝利するだろう。
問題はグエルがシャディク・ゼネリを殺すかどうか。
ポイント
テンペストを元に考えると、水星の魔女は許しが一つのテーマになってもおかしくない。シーズン1では許しがたい行為が描かれ、シーズン2では復讐と許しがテーマな気もする。
父の死を乗り越え、怨敵であるシャディク・ゼネリに対し許しを与えるグエルという展開がありそう。
ジェターク社の今後
グエルパパは元々デリングを暗殺するためにプラントクエタに向かっていたはずであるが、途中でシャディク・ゼネリの裏切りに合いシャディク・ゼネリの思い通りにさせないことに執念を燃やすようになる。
そこで、ルブリスソーンとルブリスウルが乗っていた船に向かって突撃をした際に、グエルに殺されてしまう。
この展開がしっかりと評価されていれば、ジェターク社はむしろ、テロに巻き込まれた側ということで会社おとり潰しにはならないと思われるがそこをスルーされてしまい、
テロ集団がジェターク社のモビルスーツを使用していたという点でジェターク社がテロ行為の中心と目されると一気に社の存続が難しくなるだろう。
ポイント
テロ行為がジェターク社と認定された場合は、社は取り潰し。グエルとラウダ・ニールは学園追放が濃厚
ジェターク社はCEOのヴィム・ジェタークを失ったばかりか、テロリスト集団がジェターク社のモビルスーツを使用していたことから、おそらく今回の首謀者に祭り上げられるだろう。
実際に、ヴィム・ジェタークも総帥であるデリングに対して公然と批判をしたのでまずもってジェターク社は解体されるのは既定路線となる。
テロ行為の全ての責任をジェタークCEOに押し付け、その口を封じたシャディク・ゼネリの策略勝ちという展開。
作戦失敗という一報を聞いた時、シャディク・ゼネリの表情は一変も変わらなかったところから、仮にデリング総裁暗殺に失敗したとしても、その責任をジェターク社に押し付けることで御三家の一角を取り崩すというこ
とに成功する。
学園を追放され、拠り所となる会社も消失してしまった場合、ラウダ・ニールは一体どうなってしまうのか。
慕っていた兄を探す旅をするのか、それともジェターク社の残党をまとめ上げて新会社を立ち上げるのか。
いずれにせよ、学園に大人しくとどまるということはできない立場になる。
プロスペラという巨悪
顔色一つ変えずに敵兵を射殺するプロスペラ。
怖い思いをさせてごめんねと謝るが、一番怖いのは明らかにプロスペラだろっていう場面でスレッタの前に登場した。
大切な人を救うために殺人さえもいとわない。
そのことを前に進むといって、動揺するスレッタを洗脳していくプロスペラ。
進めば2つ、逃げれば1つという言葉がスレッタに重くのしかかっている。
前に進める子という母プロスペラの期待を裏切りたくないスレッタは母親に励まされているように感じて血糊を踏みしめて前に進みだす。
ただ怯えるだけのスレッタがここで正義=母や大切な人のためなら、殺人さえいとわないという最強のモビルスーツパイロットが誕生した。
プロスペラの復讐が本格的にスタートした象徴的な瞬間だろう。
今後はミオリネによってプロスペラの呪縛が説かれるまでプロスペラの命令によって、スレッタは邪魔者を抹殺する恐怖の存在として描かれそう。