わるい悪魔
血を吐いて咽せていたところにヤクザの親玉が訪れました。
深夜にも関わらず、デンジに悪魔を殺すよう命じます。
素直に車に乗り込むデンジが連れてこられたのは貸し倉庫のような建物でした。
案内をしていたヤクザの親玉が立ち止まると、デンジにお礼と犬が嫌いな旨を告げます。
犬のように扱っていたデンジが嫌いだった、ということです。
不意をつかれ、後ろからデンジとポチタを丸ごと刃が貫きます。
そしてそこにヤクザの親玉を操った姿で現れたのは、'ゾンビの悪魔"でした。
悪魔は人間がその名前を恐怖・嫌悪するほど力を増します。
ゾンビの悪魔は、ヤクザの組の人間をまるごと操ってヤクザにしたようです。
そして「デビルハンターはきらい」と言い、ゾンビを操ってデンジをバラバラにしてゴミ箱に捨てるよう指示しました。
デンジは動けないポチタを抱きしめて逃げます。
行き先が塞がれても諦めず、細い道に入り、荷物を倒して進路を塞ぎます。
もう少しで外への扉へたどり着くというとき、後ろからゾンビが到達し、背中を切られて倒れてしまいました。
「金持ちになりたいなんて言わない、普通に生きたかっただけなんだ」
そう言い残して、ゾンビによってデンジはバラバラにされてポチタとゴミ箱に捨てられました。
ポチタへの願い
デンジはポチタに願いを託していました。
悪魔には死体を操ることができる能力がある、自分が死んだら体を貰ってほしい。
普通の暮らしをして、普通の死に方をしてほしい。
ゴミ箱の中でバラバラになったポチタの口に、デンジから一筋の血が流れ込みます。
悪魔は血を飲むと、怪我の回復が可能なのです。
目を開けると、ポチタはデンジの体を修復します。
そしてデンジの心臓に覆いかぶさると、デンジの意識と繋がります。
「ポチタ、俺の体は乗っ取れたか?」
晴れやかにそう聞くデンジに、いつものように返事をして、ポチタは語ります。
「私はデンジの夢の話を聞くのが好きだった」
「これは契約だ」
「私の心臓をやる かわりに‥デンジの夢を私に見せてくれ」
目覚めたのはデンジでした。
ポチタは乗っ取れたのに、乗っ取らずに、デンジの夢の続きを望んだのです。
ポチタの印の尻尾は、今はデンジの胸の真ん中から出ています。
夢のために
デンジはポチタと居ただけで満足出来なかった自分、自分より恵まれていたのに貪欲に力を求め悪魔と契約したヤクザ達を想います。
どちらも夢を見るのは悪くない、けれど、ポチタとの夢を邪魔する人間は殺さないと進めないと決めます。
ポチタの尻尾の胸の紐を引くと、頭と左右の手からチェンソーが現れ、チェンソーマンとなったのでした。
ゾンビ達を振り払い、ゾンビの悪魔の脳天を二つに割ったチェンソーマンは振り返りましたが、ゾンビ達が人に戻ることはありませんでした。
「そっか!テメェら全員殺せばよお!借金はパァだぜ!!」
ギャアーハッハハハハ!!!!
皆さんぜひアニメを見てください、これがジャンプの主人公なのです!!!!
なんて、なんて語彙力。
破壊力なのでしょう。
海賊王を目指し、心臓を抜き取り、サッカーをしてバスケをしてテニスをして卓球して野球して超能力者もいてエクソシストも警官も居ます‥‥‥これが!!!!ジャンプです!!!!
私はチェンソーマン1話を見るたび、藤本タツキ先生がジャンプにいる喜びに打ち震えます。
ありがとう先生、いい漫画です!!!
おわりのはじまり
そして一台のタクシーが倉庫へと着きます。
それには1人の女性と2人の男性が乗っていました。
倉庫の中に1人立ち尽くすチェンソーマンを見て、君がやったの?と聞く女性。
チェンソーマンことデンジは、女性の姿を見て「抱かせて‥」とつぶやきます。
倒れるチェンソーマンを女性が抱きしめると、モロモロとチェンソーマンの顔が剥がれ落ちて行きます。
彼女は自身が公安のデビルハンターな事、デンジに残された選択肢は
①悪魔として殺される
②人として彼女に飼われる
のどちらかしかないと告げます。
飼うならちゃんと餌はあげると言う女性に、何が出るのか聞くデンジ。
それはデンジが夢見た上をいく「食パンにバターとジャムを塗って、サラダとコーヒーにデザート」でした。
「最高じゃあないっすか‥‥」
そのデンジの言葉で1話は終わります。
感想まとめ
とにかくチェンソーマンは最高なんだ、ということが2センチくらいは伝わったでしょうか。
私が面白いと思っていることは伝わりましたでしょうか?
アニメは原作のイメージそのままに、色合いやカットなどが映画のようで更に鮮明に世界観を彩ってくれています!!
アニメ派じゃない方は原作をぜひ!
これからデンジがどうなってしまうのか、2話以降も気になりますね!
それでは!
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個人的にはアニメも映画もこれ一つで済んでいます!