水星の魔女ペイル

広告 アニメ ゲーム・アニメ関連 水星の魔女 考察記事

【水星の魔女】第6話 憂鬱な歌 考察 ガンダムファラクトはデリングの指示で開発か?親の仇ケナンジ・アベリーの重要性が見えてきた。

ヴァナディースの意思とは

カルド派は異端?

第6話で気になったのが、プロスペラがベルメリア・ウィンストンに対してはなった一言、ヴァナディースの意思を継いだのねという発言。

ヴァナディースの意思とは何か。

それは、カルド・ナボの意思ではないのか?

仮にカルド・ナボの意思であった場合、強化人士を量産するような研究を推進するだろうか。

どうも、ヴァナディースの意思とカルド・ナボが実現したい未来というのは、ズレている気がする。

ベルメリア・ウィンストンがペイル社で行っていることは、カルド・ナボのような安全にパーメットリンクをさせる方向ではなく、強化人士といった耐えうる人間や替えの利く存在を生み出すことのように感じる。

それは、カルド・ナボの未来とは違うのではないかと思う。

プロスペラもカルド・ナボの意思ではなく、ヴァナディースの意思と発言しているので、ヴァナディースの意思は、デリングが危惧したような開発を目指していたのかもしれない。

ヴァナディースのオーナーは別

プロローグでオックスアース社とヴァナディースの代表同士であろう2名が握手をしている場面がある。

カルド・ナボがヴァナディースのオーナーで代表であれば、握手をしているのはカルド・ナボであるはず。

別人が握手をしているので、カルド・ナボは代表ではあるが、所有権のない代表なのだろう。

となると、カルド・ナボ以外の人物が、オーナーとして存在しており、GUNDの技術を使ってお金儲けを考えていたに違いない。

その思惑がオックスアース社と合致したので、買収に応じたのだろう。

それは、きっと、GUNDの技術を使った軍事転用が主目的であり、それこそがヴァナディースの意思ということなのかもしれない。

ペイル社のガンダム・ファラクトについて

ヴァナディースの残党はペイルに

ベルメリア・ウィンストンのみがペイル社にいるとは考えにくい。

ガンダム・ファラクトも複数の研究者やエンジニアによって開発されているはずであり、その開発は普通であれば超トップシークレットのはずである。

その秘密を守りながら開発するのは企業にとってはかなりリスキーではないだろうか。

デリングにばれれば審問会に呼ばれてモビルスーツは廃棄処分、ペイル社の代表たちにも相応の始末が待っているだろう。

その点を考えると、どこかの関連会社を通じてヴァナディースの生き残りたちを丸ごと引き取って、秘密裏に開発していた可能性も高いのではないだろうか。

だからこそ、早い段階で新型のガンダムを開発できたのかもしれない。

または、プロスペラのように屁理屈を言って丸め込んでいるのかもしれない。

パーメットスコアを引き上げているので、データストームの値は明らかに異常値になっているはずなので、すぐばれると思うのだが。

デリングは知らないのか?

デリングは裸の王様?

第6話の時点で、御三家のうち2社もデリングに対して、面従腹背という姿勢を見せているのが明らかに。

ジェターク社のCEO、ヴィム・ジェタークは直接暗殺しようとするし、ペイル社に至ってはもはやガンダムであることを隠そうとしていない。

もう一社のグラスレー社の代表である、サリウス・ゼネリは元々はデリングより上の立場であったはずだが、いつの間にか立場が逆転している。

現状、王様のようにやりたい放題やっているデリングではあるが、その足元は決して盤石ではなく、内憂外患。まさに四面楚歌。

こうなってくると、味方が誰一人いないような気がする。

デリングは悪なのか?

作中では、ダブスタくそ親父という蔑称を娘から浴びせられたり、娘の気持ちを考えることをしなかったり、オックスアース社襲撃を指揮したり悪者扱いではある。

しかし、冷静に考えてみると、ヴァナディースの意思を継いだ、ペイル社のやっていることは、強化人士を開発したり、廃棄したりと非人道的行為を行っている。

仮にこのまま、ガンダムの開発がいたるところで行われ、敵味方共にガンダムを使用した場合、戦争が終わった後に、戦勝国側にも甚大なる被害が生じており、誰も幸せにならない世界かもしれない。

仮にガンダムがしっかりと禁止されていれば、こういった犠牲は生まれなかったはずである。

そう考えると、デリングが目指すガンダムの存在しない社会の方が幾分かましな気もする。

もちろん、ルブリスによって安全にガンダムが使用できる世界になればそんな心配はないが。

問題は、デリングはガンダムを安全に使用できる可能性があると認識していたかどうか。

なぜなら、プロローグ冒頭、モビルスーツ評議会にてヴァナディースの連中が「ガンダムを完成させてからでは遅いのです」という発言をしている。

それがルブリスによる安全性を担保できる世界をつぶして、利権を独り占めするつもりで言っているのであればその動機は悪。

そうではなく、強化人士による人体改造を止める目的で言っているなら、動機は善ということにならないだろうか。

ペイル社が審問会に呼ばれる可能性について

デリング激おこ案件再び

エアリアルと戦ったことによって、明らかにパイロットに対するデータストームの違いが記録されているだろう。

エアリアルに関しては、スレッタにパーメットスコアを上げた時に発動する痣が出ていないので、そこは問題なかったが、エラン・ケレスははっきりと痣が確認できているので、デリングは恐らくガンダムと認識するだろう。

そうなった場合、御三家の一角が公然とガンダムを使用していることを明らかにしたということであり、納得できる理由がない限り明確な反乱ととらえても良いだろう。

デリングに弓を引くのか、それとも、新しい言い訳を展開してくるのか。

仮に、新しい言い訳でデリングがまたエアリアルの時のように丸め込まれてしまったら、デリングは、ダブスタ以上に単なるあほとしか言いようがない。

または、実はデリングはGUNDの技術を独占しようとしており、ペイル社を通じてGUNDフォーマットを手中に納め密かに研究させている可能性がある。

そうなれば、真に悪いやつである。

明らかにデリングに反旗を翻しているペイル社の今後と強化人士と親の仇であるケナンジュ・アベリーについて考察

次のページへ >

-アニメ, ゲーム・アニメ関連, 水星の魔女, 考察記事
-, ,