合わせ目消しとは
合わせ目消しとは?
合わせ目とは、パーツを組み合わせたときにできる接合部分の線のことであり、機体の設定上には元々存在しない合わせ目のことです。そのため、できるだけ目立たなく処理した方が作品の完成度がぐっと高まります。そのことを合わせ目消しといいます。
ココがおすすめ
合わせ目消しの3ステップ
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1パーツを仮組して、合わせ目を確認する
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2パーツを解体して後ハメ加工を行う。
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3合わせ目を処理してやすりで削る
合わせ目消しに必要な道具
必要なモノ
- 棒ヤスリ・紙やすり(400~800番程度)
- スチロール系接着剤orパテ・瞬間接着剤
- パーツオープナー(任意)
合わせ目消しにおすすめな道具
合わせ目消しに必要な接着剤またはパテ
スチロール系接着剤:GSIクレオス Mr.セメントSP/スーパーパワー 40ml 接着剤 MC131
スチロール系接着剤とは
スチロール系接着剤は接合部分のプラスチックを溶かして固めることによって消すことができます。
ポイント
MrセメントSPはプラを溶かすのが早いので作業スピードを落とすことなく合わせ目を消すことができます。
注意ポイント
接着剤の量が足りず、乾燥後に合わせ目が残ることがある。
溶かしたプラスチック同士を接合させるために力を込めてパーツを合わせる必要がある。
パテまたは瞬間接着剤:【 ポリエステルパテ 】 タミヤ メイクアップ材
パテとは
合わせ目部分の隙間を埋めることで、合わせ目を目立たなくさせる。
ポイント
合わせ目だけでなく、肉抜きや大きな隙間を埋めることができる。
注意ポイント
臭いがきつい。2液式で手間がかかる。
硬化まで1時間程度時間がかかる。※瞬間硬化スプレーを使えば短縮可能
パテの乾燥を遅らせるため、厚塗りは避ける。
パーツの色とパテの色が異なるので塗装前提となる。
おすすめの工具
童友社 凄!工具 プラモデル専用 パーツセパレートツール プラモデル用工具
パーツオープナーとは
爪を使うのも正直悪くない。ギタリストの次に爪を使うのはモデラ―かもしれない。だけど、爪が長いと衛生的にも見栄え的にもちょっと悪いし、爪でぐりぐりすると指が痛くなる。あと、単純に時間がかかる。時短かつ指が痛まず、パーツもスムーズにセパレートできる工具があったら買いますか?yesの人にはお勧めです。
ポイント
先端が刃物のように細く鋭いので、わずかな隙間に滑り込んで楽にパーツをセパレートできます。無理やりパーツを外そうとしてバキっとやる事はすくなくなるでしょう。
注意ポイント
爪と違って費用が掛かること。
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補足:合わせて抑えておきたい後ハメ加工の技法
後ハメ加工とは
合わせ目消しを行う個所は主に、頭部、腕部、脚部、武器類となります。それらのパーツには関節等が付いており、先に合わせ目加工のためにパーツを接着してしまうと、塗装する際に関節部分との塗装分けをするのが困難になります。それを避けるために、関節等を塗装後にはめ込めるよう手順を変更するための技法になります。