デリングの意図
デリングが3%出資した意図を会社法やスピリチュアルな面からくみ取ってみると、どうも、娘を応援したいという気持ちと、しっかりと会社が運営されているのか把握しつつ問題があれば株主総会を招集して、意見質問を飛ばし監督を行うという気持ちを感じますね。
関連会社と認定されるには、通常であれば、15%~20%程度からですが、仮にデリングが10%株式を保有した場合、恐らく設立者が娘であり、デリングの影響力の大きさを考慮され、10%程度の持分でも関連会社として監査法人に認定される恐れがあるでしょう。
関連会社として認定されると、会社法では持分適用会社となり、帳簿に株式会社ガンダムの業績を記載する必要があります。
そうなると、世間からの反発も考えられるので、株主総会を招集権と会計帳簿閲覧権を保有できる3%というラインで納めたのは納得の出資比率ですね。
今後の展開
無事に株式会社ガンダムが設立をされましたが、デリング自身は3%の出資にとどまっているので、株式会社ガンダムの大株主が誰なのかが気になりますね。
ガンダムの有用性は前々から立証済みであり、その力を求めてペイル社は秘密裏に開発を進めていたわけですから、それがデリングによって認められたということは、最大のリスクが払しょくされたといって過言ではないと思います。
だからこそ、株式会社ガンダムはあれだけ突発的かつ稚拙なプレゼン内容であり、発起人が学生というありさまながらも、ペイル社の多額の特別損失の2倍の資本金を集めることができたのだと思います。
ぶっちゃけた話、デリングが認めればミオリネじゃなくても株式会社ガンダムは設立できたはずです。
アニメではミオリネ優秀という流れで、流石という賞賛がシャディクゼネリからありましたが、本当にすごいのは、ガンダムエアリアルであり、その管理運営を認めたデリング総帥本人に他なりません。
そのデリングの影響力が3%にとどまっている会社をお金さえ出せば、実質的なオーナーにもなれる千載一遇のチャンスなのです。
私が御三家の一員であれば、少なくとも33.4%以上の株式を保有するでしょう。
そうすることで、実質的にガンダムエアリアルと、ガンダム・ファラクトの情報およびガンダムの管理運用の権利を得られるのです。
そうなれば、モビルスーツ開発競争をリードするだけでなく、ベネリットグループの後継争いを一歩リードすることができます。
ペイル社CEOの4人が株式会社ガンダム設立で流れが変わったわねと言っていましたが、間違いです。
設立の時点で流れは決まったのです。
本当に流れが変わった瞬間はデリングが出資した瞬間です。
その次に、すかさず過半数の株式を取得した会社のCEOこそが真の後継者に相応しいでしょう。
変わったわね程度の認識しか持てないようであれば、これから先ペイル社は凋落していくのは間違いないと思います。