気になる点をまとめて考察
プロスぺラについて
プロスぺラは地球でなにを?
プロローグのエアリアルのセリフの中で僕らは地球圏に戻れない。というセリフがある。
スレッタの母は地球圏では魔女と呼ばれており、世界中から疎まれている。
ガンダム自体も地球圏では疎まれており、ガンダムを地球で公然と生産することは難しそう。
そのため、名前を変えてプロスぺラとして地球圏でも活動ができるようにしていると推測されるが、地球に何の用があるのだろうか。
シンセーと地球との関係が鍵
復讐のために動いていることは明白なプロスぺラではあるが、大っぴらにガンダムを生産することは難しそう。
であれば、どうやるか。
まず資金面は新技術を開発したドローンということでベネリットグループから融資を引き出すことをで解決するだろう。
そして、地球の反スペーシアン、またはオックスアースの残党が支配する工場を味方として巻き込み下請けとして開発を行わせることができるのではないか。
個人的にはそれがチュチュと連絡を取り合っているグループではないかと思う。
つまり、表向きは掘削用モビルスーツの開発を目的としてベネリットグループの一企業が地球の工場に対して発注して開発をさせているという形をとって反乱を企てているのではないかと思う。
そうなると、デリングは自らの資金と権力を持って自らの敵を育成しているというなんとも皮肉な状況になっていそうで面白い。
電話の相手は誰?
プロスペラと核心的ともいえる会話をしている電話の相手。
ガンダムの存在も認識しており、エアリアルの対抗馬となるであろう、ヴァナディース機関にいた研究者=魔女の存在を認識しており、早めに対処することが吉とわかっている組織が存在している。
エアリアルがプロスぺラ一人の手で作られたことではないという裏付けであるとともに、相当に力を持っている組織であることは間違いない。
少なくともモビルスーツを開発できること。
また、それだけではなく、エアリアルは第5話で一級エンジニアをどれだけ投入したかわからないくらいの超ハイレベルモビルスーツであることが明かされた。
それだけの力のある企業は、ジェターク社、ペイル社を除くとグラスレー社、またはオックスアース社の残党というように思える。
となると、電話の相手は実はサリウス・ゼネリという可能性もあるし、地球に潜伏しているオックスアース社のどちらかだろう。
エアリアルについて
エアリアルとルブリス
エルノラがプロスぺラと仮定すると、まず、ルブリスとエアリアルに対する態度が全然違うことに気が付く。
プロローグでは、冒頭では、ルブリスと呼称することなく、LF03と機体として認識している形になる。
そこには、エアリアルのように自分の子供として扱うような愛情は感じられない。
エアリアルはゆりかごの星で母と共に水星に受け入れられる時点で水星の人たちが躊躇したという記憶があるので継続性を考えると、ルブリスのAIを引き継いでいると考えられる。
ルブリスからエアリアルになった理由としては、一番大きいのは、エリクトによって証明されたGUNDフォーマットを安全に扱う技術を機体に取り入れることができたことだろう。
それは、もしかしたら、エリクトの犠牲なしには成しえなかったのかもしれない。
復讐のために我が子を率先して犠牲にするというのは本末転倒な気がするのでなのでなんらかの事故やデリングの追っ手によって殺害された可能性が高い。
エリクトを生き返らせることはできないが、エリクトが残してくれたパーメットリンクの技術を取り込んだルブリスをエアリアルと改名したのかもしれない。
エアリアル自体はルブリスのAIを引き継いでいるために一人称が僕であるが、そこにパーメットリンクを受け持つ疑似的なパイロットとして搭乗しているのがエリクトサマヤということだろうか。
そのエリクトサマヤの部分が強く発動すると、思念体として声が聞こえたりするのかもしれない。
そういう形であれば、エアリアルの一人称が僕という表現と、プロスぺラがエアリアルを娘と呼ぶズレも説明できそうな気がする。
GUNDジャマー搭載!?
第6話で最も驚かされたのは、エアリアルは明らかに対ガンダム戦を想定していたということ。
ガンダム・ファラクトのガンビットを無効化するGUNDジャマーを搭載しており、まるでベギルベウがルブリスの動きを封じたような形であった。
ルブリスの時にはそのような機能は持っておらず、ガンダム・ファラクトもその対策ができずに成すすべなくやられていた。
ガンダム・ファラクトを生産したペイル社にも元ヴァナディース機関でプロスペラの後輩であるベルメリア・ウィンストンがいるので、この技術はヴァナディースにいるだけでは得られないものと考えられる。
唯一その技術を披露しているのは、ベギルベウを生産していた、グラスレーディフェンスシステム社である。
知らないふりをしていただけで、サリウス・ゼネリは実はプロスペラと密約を結んでおりベギルベウの技術を提供する代わりに共闘してデリングを倒そうとしているのかもしれない。
プロスペラはデリング対する復讐を達成することができ、サリウス・ゼネリはかつての部下に追われた地位を取り戻すことができるので利害は一致しているように感じる。
今後、グラスレー社とプロスぺラの関係も明らかになってくるだろう。
グラスレー社とシンセー開発公社との関係について
サリウス・ゼネリは味方?
プロローグではデリングよりも上の立場にいたサリウス・ゼネリ。
また、オックスアース社襲撃の一報を聞いたであろうサリウスの顔は驚きに満ちた顔であった。
そのあたりが実は非常に気になっている。
また、水星の魔女の原典といえるであろう、シェイクスピアのテンペストでも、逃亡の手助けをした老人役が存在している。
水星もデリングの支配下であるにも関わらず比較的安全に過ごすことができたスレッタとプロスぺラの境遇を考えると、どこか後ろ盾があったとしてもおかしくないのではないだろうか。
サリウスはもしかしたら逃げたエルノラを匿うとともに、自らを押しのけようとするデリングに対する対抗手段として密かに水星のプロスペラと密約を結んでいたのかもしれない。
スレッタとエリクトについて
エリクトとスレッタの年齢差
エリクトとスレッタについては、年齢差があることが第6話で判明した。
また、6話では思念体といえるような姿がガンビットから発せられたので、その姿がエリクトではないかと思われる。
また、その思念体の大きさが4歳よりも大きく大体8歳前後ではないかと推測される。
スレッタは自分には兄弟はいないと発言しているので、これが事実なのか、それともプロスぺラが隠しているのか不明だが、今後明かされることだろう。
仮にスレッタとエリクトが別人とすると、スレッタの父親は誰なのか、エリクトの死因はなんなのかが気になる。
エリクトだけではない?
ガンダム・ファラクトを撃破した際に聞こえた少女の声は一人だけの声ではなく、複数人の声に聞こえた。
水星にはスレッタ以外には子供がいないとあり、もしかしたら、エリクト同様にGUNDフォーマットを安全に使用できる子がいないか調べて強度なパーメットリンクを強要した結果、スレッタ以外の子供が居なくなってしまったのかもしれない。
色々な展開が考えられるが、呪いのモビルスーツというのは実は、子供たちの犠牲の上に作られたモビルスーツという意味なのかもしれない。
子供たちを犠牲にするのもいとわないという意味で、プロスぺラは本当に魔女なのかもしれない。
寮を追い出されたグエル先輩
評価が地に落ちたグエル
エアリアルとの決闘に2度も破れ、さらに、追い打ちをかける様に御三家ペイル社のエラン・ケレスのガンダムファラクトに連敗し、ついにジェターク社の支援を打ち切られ寮からも放逐されてしまうグエル先輩。
どこで暮らせばよいのかという質問に対しても返答はなく、ただ学費を払われるだけで住所不定となってしまった。
途方に暮れるかと思いきやまさかのキャンプを行い、コーヒーを入れて一息いれるなど割と自由に暮らしているたくましさを見せつけてくれる。
お風呂と食料が心配ではあるが、新寮長となったグエルの弟のラウダニールがそのあたりは裏で面倒を見そうな気もする。
グエルのいいところは、他者からの評価が落ち、自らの住む場所さえも失ったとしても、どことなく漂う自信や風格を全く損なうことなくどこか余裕すら感じさせるところ。
なんか、王様っぽい雰囲気があるのでもしかしたらなんだかんだベネリットグループの総帥に収まりそうな気もする。
今後のグエル
寮を追い出されたグエルは今後、地球寮に行くのだろうか。
それともジェターク寮に復帰を画策するのだろうか。
はたまた、ミオリネの部屋に転がり込むという形もあるのだろうか。
もしかしたら、学園にいられなくなり、ミオリネが脱出したように地球に行くという可能性も。
今後の展開が楽しみではある。
エラン・ケレス4号は本当に処分されたのか。
エラン・ケレスの今後
ガンダムファラクトを使い決闘に敗れたエランケレス4号は6話最後で処分される描写があったが、直接的にバラバラにされたとか、焼却されたような描写がなかったので、もしかしたら生き残っているかもしれない。
その場合、真実の顔を取り戻したエラン・ケレスがグエルと一緒に行動をする展開もありそう。
今後、スレッタの強力な仲間として登場する展開もあり得そう。
または、思念体としてピンチの時に駆けつけるという展開も?
ハッピーバースデーの歌
ハッピーバースデーを歌うことで大切な人をなくしてしまうという描写はプロローグで父親がベギルベウを止める時の描写と重なる部分があった。
しかし、プロローグでは父親を失ったがルブリスが初めてレイヤー33に到達しパイロットを載せた状態で稼働し敵機モビルスーツを撃破するという誕生の日でもあった。
このことから考えると、何かが誕生している訳である。
誕生したのが何かを考えると、それは、闇落ちパターンで行くと、スレッタがエラン・ケレスを処分されたことを知り、復讐に燃えて母親の意思を継ぎ魔女となる切っ掛けとなった日なのかもしれない。
他には、まさに、エラン・ケレスとグエルが寮長という重責、御三家の期待から解放されて真の自分を探し、歩みだすという抽象的な意味合いでの誕生ということなのかもしれない。
いずれにせよ、エラン・ケレスの死と何かが生まれ変わる日であることは間違いなさそう。
オックスアース社の残党
電話の相手が重要
今後の展開で明らかにされていくであろう、第6話冒頭のプロスペラの電話の相手。
サリウス・ゼネリの可能性もあるが、第3話でプロスペラのことは全然知らず、水星に関する知識も疎い感じの電話を息子のシャディクと話をしていたのでそれがサリウス・ゼネリの老獪な演技というわけでなければこの可能性は薄い。
なので、残り有力な筋はオックスアース社の残党組織ではないかと思う。
オックスアース社にとっては、自らが開発したGUNDフォーマットを活用したモビルスーツの強さには絶対の自信を持っているが、対ガンダムとなるとやはり心配になるだろう。
ガンダムを倒せるのはガンダムだけというのは自他共に認めるところであり、だからこそ、ガンダム・ファラクトとの決闘が決まった時は心配していたのだと思う。
GUNDジャマーについては、オックスアース社では対策できないが、エアリアルはルブリスのAIを引き継いでいるので、AIにより学習しており既に対策済みだったのかもしれない。
いずれにせよ、オックスアース社の残党が今後どのような展開を見せるのか楽しみである。
この存在が明らかになった時は、おそらく、水星の魔女は大規模な戦闘が近いだろう。
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