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みえない地雷というタイトルについて考察
文字通りの意味ではない。
第4話では学園らしく実技試験のテストが題材となっている。
テスト内容としては、デミトレーナーを使って、地雷原を突破して目標を撃破する内容。
地雷はそもそも地面に埋まっているので肉眼で確認することは不可能だが、光学レーダーやその他色々な方法で確認することができる模様。
ただし今回は地中レーダーのみによって確認するテストとなっている。
そのため、スポッターとの連携が必須であり、パイロットは自身には地雷を確認することができない。
そういった点でみえない地雷という表現が今回のテーマなのだろう。
メタファー
このみえない地雷という表現にはもう一つの意味が隠されていると考える。
それは、スペーシアンとアーシアンとの関係である。
人と人との関係性や言葉のやり取りは目で見ることができないが確実に存在しており、その関係性が悪化していると、地雷のように何かのきっかけで爆発してしまうということだろう。
チュチュが今回地雷を踏んで爆発させていたが、直接チュチュが踏みに行ったというよりかは、足を滑らせたきっかけで爆発しまっていた。
地球と宇宙との戦争も意図せずに開戦されるということのメタファーのように感じる。
ジェターク社の不穏な動きについて
第4話冒頭のシーン
ジェタークCEOが冒頭5社程度とWEBミーティングを行っており、言葉遣いの関係性から鑑みるに、ジェターク社の方が立場的には下のように感じられる。
主な議題としては、ベネリットグループの次期後継者にジェタークCEOの息子がなれるのかという話であり、それが達成できないと融資を縮小するといった厳しい内容。
最新型のダリルバルデを撃破されてしまったとあっては、一気に状況を好転させられるモビルスーツを開発するには時間が掛かりそうであり、状況は苦しそうな立場となっている。
その焦りからか、深いため息をついて台パンをしている。
そして企業の信頼を一気に失墜させたスレッタとエアリアルに対して恨みを募らせるような感じに。
ジェターク社の今後について
考えられる展開として、どこかからエアリアルを凌駕するくらいのモビルスーツ開発につながる情報を入手する展開になるか、
信用が失墜した結果、売り上げが大きく落ち込み、ベネリットに厳しく糾弾され、グループ内融資の停止を宣告される可能性がある。
それをされる前に暗殺を再度計画するという流れがあるだろう。
その情報をながすのプロスぺラ代表するシン・セー開発公社かもしれない。
いずれにせよ、ジェターク社はスレッタとエアリアルにとっては大きな敵として存在しそうな気がする。
チュチュの喧嘩に見る今後の展開について
チュチュの喧嘩が意味するところ
チュチュは学園内においてアーシアンの過激派代表であり、地球側が抑圧されていることに関して強い憤りを持っている。
しかし、大抵のアーシアンはニカ同様に表立って争う気配は一切見せずにいる。
チュチュもアーシアンであり過激派ではあるが、今まではそれは地球側の問題というより、個人の資質という形で大きな問題として扱わず処理されていそう。
この2極化した対応が現在の地球の状況に対する暗示だろう。
そして、第4話では今まで描写されていなかった、アーシアンであるチュチュがスペーシアンに対して実力行使に出るという描写がなされた。
今までは、ニカという穏健派によって制御されていたが、ふとしたきっかけで過激派が実力行使に出てしまい、スペーシアンと激しい戦いが繰り広げられる。
重要なのはその結果である。
穏健派であるはずのニカもスペーシアンによる報復を心配せずに、久しぶりにすっきりしたという描写がある。
これは、ついに穏健派も過激派の行動を許容するほど鬱積が貯まっているという証であり、今後スペーシアンからの報復に対する抵抗や攻撃も容認されていく流れだろう。
次のページはまだ明らかにされていない地球側のモビルスーツ開発とプロスぺラとの関係について