水星の魔女 第11話考察

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水星の魔女 第11話 地球の魔女 クワイエットゼロが気になる ネタバレレビュー

パーメットスコア6に到達した意味

プロスペラは、クワイエットゼロ計画達成のためにはパーメットスコアを引き上げる必要があることを認識していただろう。

そして、パーメットスコアを引き上げるということは、通常であればパイロットに多大な負荷をかけることに他ならない。

その点をデリングは危惧していただろうが、エアリアルを通じてパイロットに影響がないことを証明して見せた。

その結果、ガンダムは安全に運用が可能な強力な兵器として活用できることをデリングが認めた形になる。

また、パーメットスコア6に引き上げる事によって、エアリアルとパイロットのスレッタは会話が可能となった。

このことは、エアリアルと会話が可能になったということで、エルノラ・サマヤにとってみれば、娘と再び会話が出来ることになったということだろう。

株式会社ガンダムが隠れ蓑に

株式会社ガンダムの目的はGUNDを使った医療技術の開発が主目的となっている。

対して、クワイエットゼロの計画の目的は恐らくガンダムの量産化だろう。

この辺りは、新しくプラモデルが発売されることから明らかなように新しいモビルスーツが登場してくるので間違いない線だと考えられる。

株式会社ガンダムがカモフラージュになっているというのは、つまり、ガンダムのイメージの向上が図られているという意味合いも取れる。

株式会社ガンダムによって、GUND技術は先進医療となる可能性を周知するとともに、圧倒的な性能を誇っているエアリアルを操縦しているスレッタには何も被害がないということもクワイエットゼロの計画に大いに役立つポイントだろう。

フォルドの夜明け団とジェターク社とのつながりについて

グエル改め、ボブが捕虜として捉えられた状態で、ジェターク社のモビルスーツが多数使われていることに疑問を持ち、テロリストごときが簡単に手に入れられるモビルスーツではないと指摘する。

旧型とは言え、スペーシアンを代表する御三家のモビルスーツがアーシアンのテロリストが使用しているというのが確かに不自然である。

つまり、フォルドの夜明け団は、スペーシアンとの格差に対してテロ行為を行っている組織ではあるが、その勢力を利用してデリングを追い落としたい御三家の支援を受けているという複雑な関係を持っているかなり規模の大きなテロ集団ということが判明した。

それか、フォルドの夜明け団のことは知らせずに、シャディク・ゼネリが、ジェターク社にモビルスーツと宇宙船の手配を依頼したのかもしれない。

であれば、フォルドの夜明け団が仮に失敗したとしても、そのモビルスーツはジェターク社のものなので、デリング襲撃の嫌疑はジェターク社に向く形になる。

しかし、もし、責任をジェターク社に擦り付けたいのなら、ジェタークCEOであるヴィム・ジェタークを活かしておいた方が得策ではあっただろう。

仮にジェターク社が犯人とすると、首謀者であるCEOのヴィムジェタークが危険な場所にいるのにも拘らず作戦を実行することはないからだ。

つまり、シャディク・ゼネリにとっては、デリングとヴィム・ジェタークを同時に始末することが今後のベネリットグループの解体と権力の掌握に最も近づけると考えたうえでの行動で、失敗することは考えていないのだろう。

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ジェタークを裏切ったシャディク・ゼネリ

お人よしのヴィム・ジェタークは自ら死地に飛び込み、デリングの護衛に盗聴器を仕掛けるという何とも大胆な役回りを任されている。

デリングに直接話が出来る立場にあるものという立ち位置から役割を任されたのだろうが、どう考えても危険すぎる。

もしばれた場合、即刻ジェターク社CEO解任や場合によっては、放逐も考えられ、計画も露見する可能性が高い。

誰に言われたかわからないが、ヴィム・ジェタークはかなりお人よしなのが伝わってくる。

シャディク・ゼネリの方が一枚上手であり、うまく操っている形になっているので、シャディク・ゼネリにとっては、彼は生かしておいても問題はなかったのではないかと思うが。

既にグエルが行方不明となっておりここで、ヴィムジェタークが居なくなることは、ジェターク社にとっては、致命的な状況となる。

シャディク・ゼネリにとっては、デリングの暗殺と共に、ジェターク社の力を大きくそぐことでベネリットグループの解体に近づけようと考えているのだろう。

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ケナンジ・アベリー再登場

ケナンジ・アベリーがまさかのおデブになって再登場した。

艦長となっているので、既に現役のパイロットからは引退している模様。

もともと、モビルスーツ操縦技術は高く、ガンダム・ルブリスを追い込んでいる実績を持っている。

彼自身また、モビルスーツに搭乗する可能性は低いだろうが、プロスペラにとってみては、自分の夫を殺した張本人であるので、復讐したいだろう。

どのような形で復讐を考えているのか今後の物語の展開で明らかになってくると考えられる。

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新しいエアリアル

新しいエアリアルを見てみると、変わっているところが、頭部のアンテナ部分、肩部、バックパック、胸部周辺といった部分が確認できる。

また、肩部にとりついているガンビットも大型化しているように思えるので、一つ一つのガンビットがより強力になっている可能性がある。

コクピットがある胸部については、あまり大きな変更は加えられておらず、プロスペラが語り掛けていることから、内部システムに関しては大きな変更はされてないだろう。

ただし、パーメットスコア6に到達したことで、エアリアルのネットワークが記録されているので、そこによりアクセスしやすい形がとられている可能性がある。

つまり、スレッタが搭乗する事でいつでも、エアリアルと会話することが出来るようになっており、その性能をいつでも引き出せる形になっているかもしれない。

従来のエアリアルでも十分に他のモビルスーツに対して圧倒しており、これ以上強化するということは、1機でルブリスソーンとルブリスウルを相手に戦う可能性が出てきた。

戦闘開始!主戦場はCブロック付近か。

デリングがいるCブロックを他のブロックと切り離すことに成功したフォルドの夜明け団。

同時に、そこには、エアリアルが格納されており、ミオリネ、スレッタ、プロスペラも存在している。

次回ではついに、エアリアルとルブリスソーンとルブリスウルが戦闘開始ということになりそうだが、ノレアが搭乗するガンダム・ルブリス・ソーンは港をすべて無力化するために主戦場となるCブロックから離脱することが考えられる。

ソフィは作戦通りであれば陽動に回る予定で、恐らく敵の護衛や基地のモビルスーツをデリングから遠ざける予定だったのだろう。

デリングを襲撃するのは、モビルスーツではなく、Cブロックにテロリスト集団を送り込んで直接銃撃するつもりだったのかもしれない。

その予定が大きく狂ったことは間違いなく、恐らくこの動きによってこの作戦は失敗する事だろう。

なので、デリング総裁はもしかしたら第1期を生き残る可能性が出てきた。

気になるプラント宙域循環艦隊の動き

プラント宙域循環艦隊は明確にジェターク社所属のワームプロットと明確にされている。

この艦隊は通常の任務の航路と違っていることから、ドミニコス隊艦長であるケナンジ・アベリーに不審がられている。

恐らく、このプラント宙域循環艦隊の目論見は、ドミニコス隊の足止めであろう。

ドミニコス隊はカテドラルの実行部隊と言える存在で、デリングの忠実な部下に相当する。

なので、デリングが狙われたと一報が入れば真っ先にプラント・クエタに突入しデリング救出作戦を実行するはずである。

ドミニコス隊が戦闘に参加すると、デリング暗殺の成功率が下がるので、プラント宙域循環艦隊がドミニコス隊に先制攻撃を仕掛けて足止めしようということだろう。

明らかに、超国家的な動きをしている水星の魔女の企業群。

非常に血なまぐさい思想は皮肉なことに、21年前のヴァナディース事変を引き起こしたデリングがもたらした結果だろう。

戦闘の結果は恐らく、ジェターク社の艦隊が勝利を収めるだろう。

周到に計画されており、事前にドミニコス隊の戦力もある程度把握しているはずである。

そのドミニコス隊を叩くのに十分な戦力を投入しているはずであり、負けることはほぼ考えにくい。

ただ、計画しているのはヴィムジェタークなのでうっかり、やられてしまう可能性ある。

なぜなら、艦長のケナンジ・アベリーはヴァナディース機関を襲撃したベギルベウに搭乗しており、プロスペラの夫を死に追いやりルブリスを破壊しかけた張本人なので、次話でプロスペラの知らないうちに退場というのもなんだかあっけない気がする。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

第11話ではついに、エアリアルの実戦という形になりそうです。

そして、デリングの命運も気になりますね。

デリング暗殺を企てたのがシャディク・ゼネリであったと知ったミオリネは一体どうするのでしょうか。

また、ボブが乗船している船に乗ってプラント・クエタに侵入を許し、ヴィムジェタークが窮地に追い込まれているとしったらボブはどうするのか。

ボブはエアリアルを救うために戦うのか。

それとも、父親を救うために戦うのか。

スレッタは、母の怨敵デリングを救うために戦うのか。

そして、地球の魔女と水星の魔女どちらが強いのか。

進化したエアリアルの実力はルブリスソーンとルブリスウルに敵うのか。

ラスト12話は非常に多くの見どころがありそうですね。

年明けも楽しみです!

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